少林寺拳法 泉大津スポーツ少年団

少林寺拳法 泉大津の歴史

設立は1975年(昭和50年)

1974年、三和先生が当時所属していた高石道院の道院長が仕事の都合で転勤することになり、その機会をきっかけに泉大津市で道場の開設を決意しました。
その後、1975年8月4日に正式に道院を設立し、同時に公益社団法人 日本少林寺拳法連盟所属の支部としても登録されました。
しかし、当時は少林寺拳法の認知度が低く、実績もなかったため、練習場所を確保するのに大変苦労しました。
施設を借りるためには地元の有力者の協力が不可欠であり、尽力の末に現在の活動拠点である南公民館を借りることができました。

設立当初から、毎週水曜日と土曜日の夜が練習日として定められ、現在も続いています。
かつては合宿やキャンプなどのイベントも積極的に開催され、拳士たちの心身の成長を促していました。

三和先生は、「他人に迷惑をかけず、周囲から好かれる人間になってほしい」という想いを持ち、拳士たちに指導を行いました。
また、「嫌な出来事は、気合とともに吐き出せ」と呼びかけ、どんな困難にも耐え抜く忍耐力の育成に力を注いでいました。

昔の写真

スポーツ少年団へ

設立当初は「道院・支部」として活動していましたが、時代とともに拳士の多くが子どもになり、また道院の宗教色が強いことも考慮し、2012年4月に「スポーツ少年団」へと移行しました。
現在は、武道を通じて青少年の健全な育成を目的とし、誰でも参加しやすい環境で活動を続けています。

継承

2024年12月16日、三和先生が脳梗塞により逝去されました。突然の訃報となりました。
これを受け、今後について、保護者会を含めた話し合いを重ねた結果、長年副支部長を務めていた川畑が後継者として引き継ぐこととなりました。
少林寺拳法ではスポーツ少年団の指導者資格には三段では監督が必要であり、川畑は三段であるため、近隣の先生に監督として支えていただきながら活動しています。
2025年度からは「新生・少林寺拳法 大阪泉大津スポーツ少年団」として、より一層の発展を目指し活動を続けてまいります。